相変わらず野菜は高騰が続いていますが、花は多少平静を取り戻しました。この3連休は、2010年10月10日が間に入ったこともあり、またお日柄もよく、何処も婚礼需要の対応に苦慮すると考え、我々仲卸は儲かるとかではなく、純粋にお客様にご迷惑をかけないよう久しぶりに大ばくちを打ちました。見込み予約相対です！（儲かるとかではなく・・・は、供給不足、高値で商品確保が第一で、高くは売れないという事です。）

生産者の皆様にも、秋のブライダルはこの3連休がピークであることをご理解いただき、合わせて一生懸命対応をいただきました。そして、円高の影響を追い風に、国産品の供給を賄うべく、輸入商社様には積極的に供給をいただきました。特に輸入品に関しては、南米やアフリカなど「普段よりグレードの高い商品が来ている！円高の影響だろう？」なんておっしゃる同業者様も居ました。このように、大田市場ではそれぞれが努力をすることにより、結果的には花嫁さんや消費者の皆様にご迷惑をお掛けせずに済みました。

ただし、それは他市場と比べ、全体的には相場を下げるという結果となり、同時に私どもも、大量の商品を残すことに繋がりました。別な考え方として、相場を下げて普通に近づいた。或いは前年並？となり、本来喜ぶべきでありますが、気持ち的には必要以上にそれぞれがダメージを受けたのは本当に残念です。ここのところの仲卸の商売は、増収減益、又は減収減益の会社が多いです。

マイケル・サンデルの正義の話、巷では注目されていますが。
今回の結果は、受益者に迷惑をかけずに済みました。
しかし、今後の対応が更に難しくなりました。
まだ、不足する時期はきます。
一にも二にも情報です。