みちくさ

2016年2月10日(水)

大野さんのラナンキュラス

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大野さんのラナンキュラスは以前勤めていたお花屋さんの頃からお世話になっていました。もう10年以上前の話ですが、当時その花屋で「このあたりでラナンキュラスといえば大野さん」と教わり、産地見学にも参加したことを覚えています。 そして年月はすぎ、私は職場も変わり、結婚をして引っ越しをしました。そしたらなんと、大野さんとご近所さんではありませんか。 コレも縁だと思い、思いきってひとりでアポを取って大野さんの畑を訪れるようになりました。 夏のひまわり、ケイト、ジニア、秋のアスター、そして、春のラナンキュラスと通年を通して色々な草花を育てていらっしゃいます。 今回はこれから旬を迎えるラナンキュラスをご紹介したいと思います。 ラナンキュラスは球根から育てています。9月に冷蔵庫にて冷やし芽吹かせます。チューリップやヒヤシンスと同じで一回ちゃんと冷やさないと芽がでなかったり、株がよくない物になってしまいます。 大野さんはこの9月頃の株作りがとても難しくもありラナンキュラスの全てだとおっしゃっていました。そうして畑に植え付けられ株がしっかりと育ったハウスがコチラ。 IMG_4623.JPG 早生のMシリーズです。これらは1株当たり20本近く蕾がたつということですが、それが全て出荷されるわけではありません。巻きが少ない物、中心部が盛り上がってたり花姿が少し奇形だったり、茎が曲がり過ぎている物などはポイっとされてしまいます。 IMG_4626.JPG コートシリーズの畑がコチラ。 IMG_4627.JPG コートシリーズは畑でもミックスで育てているので出荷時もミックス束で出荷されています。 これらの他に、今年他の産地でも出荷のある新品種、PONPONシリーズやハーマイオニーといった変わり咲きも育てていらっしゃいましたが、こちら全く加温をしていないということでゆっくりと成長していました。なので3月~4月中旬位まで出荷ができるんじゃないかという事です。 IMG_4616.JPG IMG_4617.JPG IMG_4620.JPG IMG_4625.JPG IMG_4641.JPG IMG_4642.JPG IMG_4636.JPG 今年は年内の暖冬の影響で冷気を当てなければいけないラナンキュラスは全体の出荷が前年割れしています。暖と寒冷地の中間である千葉県でラナンを育てている大野さんもやはり昨年比べるとうまく花がつかなかったりと大変だとおっしゃっていました。 また、湿気に弱く、朝露程度でもシミになってしまうそうです。その対策としてハウス内は常に換気し、扇風機を置くことで風通しを良くしています。 そして農家について回るのが獣害。なんと印西市にもイノシシがくるようになってしまったのだとか。イノシシ、タヌキ、ハクビシンなどなど、彼らも住みかを奪われて人里まで降りてきているのだろうという事は理解していてもやはり、農作物への影響は多大だそうです。そしてそれよりも許せないと思ったのは花泥棒。分からない様に盗んでいっても、畑を見続けている生産者の目はごまかせません。すぐにわかるそうです。 と、いうお話をききながらおこたに入っておばぁちゃんの作ってくれたお雑煮と大きなイチゴを頂きました♪おいしかった♪しまいにはお土産に出荷ができない物だからと言ってたくさんラナンキュラスを持たせてくれました。それがこちら↓↓ IMG_4637.JPG お家で飾るには十分きれい♪ IMG_4650.JPG ↑うちのネコもはじめは気になってしょうがないみたいでした。 とにもかくにも、ご近所さんとはいえ道中坂ばかりで自転車の私にはかなりいい運動になりました、案の定、太ももが筋肉痛でプルプルしています。帰りは坂の少ない道を大野さんに教えて貰い、無事、その道で帰ることができました~! この場をお借りして、大野さん、奥様、おばぁちゃん、たくさんごちそうさまでした、お土産有難うございました! 大野さんのラナンキュラスは月金の出荷です。弊社ではこのラナンキュラス達を特別コーナーを設置し販売する予定です。幾重にも重なる花弁が繊細で魅力的なラナンキュラスはやっぱり春の主役!ぜひ、沢山の皆さんにお楽しみ頂ければと思います! さて、お話はかわって、次回金曜日は年に2度のFAJマルシェです♪生産者産が各仲卸店頭にて一緒にお花を販売いたします!弊社は上伊那農協のアルストロメリア。ガラガラがあったり通路を歩いているだけでも楽しいと思いますのでぜひご来場くださ~い!

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