みちくさ

2017年8月30日(水)

バラ「ヒラリ」遠州夢咲菊川さん

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正直、入荷したてのこの子を見たときは「ん?」と思いました。 なんか「くしゅっ」としてて固そうで可愛くない・・・。 だまされたと思って持って帰ってごらんといわれ2日後、こんなにかわいらしく咲きました♪ IMG_2615.JPG 明るい紫に分類されるのかな?ピンクと紫の中間みたいな色です。 IMG_2614.JPG 遠州夢咲菊川さんのオリジナル品種「ヒラリ」です。 咲いた姿は6cm前後で立体感はそんなにはなく横から見ると平べったいですが、花弁の層がとてもきれい。 IMG_2617.JPG 入荷すぐの状態はブルーキュリオーサみたいなくすんだ紫で3cmくらいの固そうな半つぼみでした。その状態からこんな風に咲くとは想像しづらくて手を出しづらいですよね、正直。でも咲くとこんなにも可愛いです♪ 「ヒラリ」、ぜひぜひお試しください♪

2017年8月25日(金)

エノコログサ

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こんなきれいな朝焼け、いつぶりだろう。 IMG_2486.JPG いつもは足早に駅に向かうのにあまりにきれいだから立ち止まってしまいました。 IMG_2490.JPG お昼ごろまでは日差しも強く、立っているのがつらい暑さでしたが、今は曇っちゃいました。 本日、注目したのはこれ。 IMG_2495.JPG はい、これみてぶんぶん振り回したくなったあなた、間違ってませんよぉ!私もそんな一人です。そこらへんに生えてるのを引きちぎってぶんぶん振り回しながら家に帰っていました。 ちまたで「ねこじゃらし」とよばれるこれ、「エノコログサ」といいます。 そこんじょそこらに生えてるこれも、花業界では立派な花材のひとつなんです。そこんじょそこらのものと何が違うのかというと、「虫さんがいない!」これに尽きます(笑)。いえ、もっといえば、出荷されるものは大きさはそろってるし形もきれいだし、そこらへんに生えているものとは比べ物になりません。でもまぁ「ねこじゃらし」にかわりはありません。 これにお金だすのはちょっと・・・、と思いのあなた!私もそう思っていたころはありました。私も田舎者ですから、いまだにそこらへんで見かける雑草です。ですが雑草にしか見えないこれがとんでもなくいい仕事をするんです。 2014年ごろ「シャンペトル風」という言葉が花業界を駆け巡りました。シャンペトルとはフランス語で「田舎風」という意味で、まるで野の花を摘んできたかのような花束やアレンジがはやりだしました。それまでは一輪が大きく華やかなお花をボンボンと配置するトラディッショナルなものが一世を風靡していましたが、それとは正反対のどこか懐かしく、優しい印象のものが流行りだしたんです。 ↓こういうの。 IMG_6080.JPG それ以前にも穂物は使われてきましたが、シャンペトル風がはやりだしてからは穂は欠かせない花材のひとつになりました。穂は野の花代表みたいなものですからね!穂が入っているのといないのでは受ける印象が全然変わってきます。春なんかはペンペングサの愛称でおなじみのタラスピオファリム(ナズナ)も売り切れちゃったりします。 こうやって、エノコログサ1本みると相変わらずぶんぶん振り回したくなりますが、エノコログサをはじめ、これから秋に掛けてとても充実してくる「穂物」にぜひ注目してみてくださいね♪

2017年8月23日(水)

幻のダリア「カトリーヌ」

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久しぶりに夏らしい暑さになりました! お花たちにはちょっとツライ季節に舞い戻りましたね。 こんなに暑いときになんですが本日、幻といわれてるダリア「カトリーヌ」の入荷がありました。 IMG_2459.JPGIMG_2466.JPGIMG_2462.JPG パウダーピンク?シェルピンクの大輪です。透き通るようなピンクです。 なんで幻なのかというと、この「カトリーヌ」は「浮気心」という赤、ピンク、白の混色ダリア品種の突然変異品種で市場にはほとんど出回らないんです。「浮気心」の産物だけに品種として固定するにはまだ時間がかかるのだそうです。 なので、今日お店に出せたのも奇跡♪ 限定6本の入荷でしたがすぐに完売してしまいました。次回お目にかかれるのはいつかな!

2017年8月21日(月)

ウチノヘンナヤツ。

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我が家のリブチアが変なことになってる!! 買ったとき、これ↓ IMG_5965.JPG 昨日のリブチア↓ IMG_2417.JPG なんでとんがってんのーーー??? 5月ごろにたくさん花をつけたんですよ。それまでは丸くてかわいらしかったのに。 IMG_1568.JPG 何でこんな変なことになってんの~~!? 何が原因!? 置き場所は直射日光の当たらないベランダです。水やりは1週間に1回くらい。 そんでおかしなことになってるやつがもう一個。 IMG_2415.JPG これ、接木していません、エケベリアが伸びました・・・。たぶん間延びしたんでしょう。でも頭はしまってるっていう・・・。なんで?これもリブチアと同じような直射日光の当たらないベランダにあります。 世の中、摩訶不思議なことばかりですね~。でもこういうことがあるから植物はやめられない♪

2017年8月18日(金)

久しぶりの

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昨日今日、お久しぶりの青空が。 IMG_2389.JPG 我が家のにゃんことチャリでちょっとそこまで♪ IMG_2391.JPG こっちの道を行けばセッカケイトの大野さんの圃場。 でも昨日は別の場所へ。 その道中、ひまわりを道端でみつけました。 IMG_2394.JPG 市場に出回るような立派なものじゃないけど、やっぱりこの季節はヒマワリだなぁとおもいました。ヒグラシの少し寂しい鳴き声を背にそんなことをおもった夏の夕暮れでした。 IMG_2390.JPG

2017年8月16日(水)

ダリア<祝杯&スターズレディ>

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みんな同じことをおもっていると思うけど、 梅雨が明けてから梅雨がきたみたい。 ここ何週間か太陽をみたかしら、私。今日なんて、関東は24℃!?めっちゃ涼しい。 涼しいのをいいことに、今日はお店の溝洗いをしました。くっせぇくっせぇ。暑くないだけまだましだと思いながら。 暑いときにやりたくないことをやってしまうにはうれしい気温だけど、でもこの曇天が後々のお花やお野菜に影響が出てくるんだろうなぁという不安も募ります。 さて、今日は涼しいときに飾りたいお花「ダリア」。 やっぱり豪華なお花だなぁっておもいます。ただ、暑さにはやっぱり強くはないのでこの季節はおもにブライダルなどで使われることが多いお花。 そんなダリアですが、ツンツンした花弁の面白い子がいました。 「スターズレディ」 IMG_2386.JPGIMG_2387.JPG もっとひらいてきたらどんな姿になるのかな。 おなじみの「祝杯」。 IMG_2383.JPG こっくりとした赤に白がはいるダリアです。 お名前のとおり祝いの場にあったらとても素敵なダリア♪ 一昔前はダリアは和花のイメージが強いお花で10月ごろ~霜が降りるまでの短い期間に出荷のあるお花でした。「黒蝶」という品種が人気爆発し、その人気の高さから周年出回るようになりましたが少し気難しい子でもあります。 おうちで飾るときは水分の蒸発が著しいので花瓶のお水は多めにしてあげて、冷房などが直接あたらない場所に飾ってほしいお花です。また、気温が高いときには氷水にしてあげるといいそうです。

2017年8月9日(水)

香りのお話

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今日はお墓参りには欠かせないお線香のお話です。 故人にお線香を立てる意味を御存知でしょうか。 お線香の香りは故人の食べ物と考えられています。亡くなってから仏様の世界に旅立つまでの四十九日はお線香を絶やさないという風習がありますが、これは旅には食事が必要だからです。 また、お線香をあげて手を合わせる行為は、故人と心をお通わせる行為でもあります。 昔の人が先祖を大切にした風習が、お線香をあげるという形で現在にも残っているのです。 お線香から立ち上る煙の筋は、なんだかこの世とあの世の架け橋のようにも思えてきます。 以前、「香道」というものを体験しました。 あまりなじみのない言葉ですが、「茶道」「華道」などと同じように日本に古来からあるもので、香りと和歌を嗜むものを「香道」といいます。 香道というとなんか敷居が高い気がしますが、香りを楽しむだけであればアロマキャンドルやハーブなど手軽に香りを楽しむことができるものも。 香りは気持ちを落ち着かせてくれたりと様々な効果があることも知られています。 今現在、お盆中ということで、今回はお線香の香りについてご紹介したいとおもいます。 お線香の材料として有名なのが伽羅(キャラ)や白檀(ビャクダン)、沈香(ジンコウ)といったもの。これらがどの程度使われているかによって香りや持続性などがかわり、価格も変わります。 ぶっちゃけ、お線香(の価格)ってピンきり。高価なものだと万単位だったりしちゃうんです。そんな伽羅や白檀、沈香などがたくさん使われているものは高価すぎて手が出ない!でも大好きだった子に毎日あげるものだから香りのいいものがいいなぁ。というのが私の本音。そこで私が選んだのがこちら。 日本香堂の「特選芝山」です。 IMG_1997.JPG 写真は贈答用ですが家庭用のバラ売りもあるのでそちらを購入。いままで使っていたお線香よりちょっと高価なもの。奮発しました! 奮発したかいがありました。やっぱり香りが違うし、香りが残るというか、お線香が消えた後もしばらくいい香りがお部屋を満たしてくれます。白檀の奥ゆかしい香りと沈香の凛とした香りもあるお線香です。 この芝山と迷ったのが「淡墨の桜」。 宇野千代という桜を愛した女流作家のお線香ということです。購入した季節が桜が終わった後だったので今回は選びませんでしたが、桜の季節にはぜひ炊いてみたいお線香です。 IMG_1934.JPG 他にもラベンダーや沈丁花、蓮花といったポピュラーな香りを楽しめるお線香もあるので、故人の好きな香りをたくのもいいと思うし、自分の好きな香りを日替わりでたくのもいいのではないかとおもいます。 香りは思い出をよみがえらせてくれます。 以前どこかで嗅いだことのある香りだったり、あの時一緒にいたときに漂ってきた香りだったり。そして、今嗅いでいるこの香りも、後々になって今を思い出すきっかけになるのかもしれません。 ただ、お線香は火を使うもの。 ご使用の際には十分にお気をつけくださいね。

2017年8月2日(水)

世界初!無花粉タイプのトルコキキョウ

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今までも無花粉タイプのガーベラ「フルーツケーキシリーズ」や無花粉タイプのオリエンタルユリなどいろいろご紹介してきましたが、今回は無花粉タイプのトルコキキョウをご紹介!なんと、世界初だそうです♪セリ場2階で展示されていました。 日本の種苗会社「サカタのタネ」さんが発表しました。 だからこの看板? IMG_2175.JPG 一重パステルの紫とピンク、そして一重白の3品種が展示されていました。まだ名前はないそうです。 IMG_2171.JPG 一見、ひこ星ですが、これが無花粉タイプのトルコキキョウです。 従来品との違いがわかりますか? IMG_2166.JPG ↑これは従来のトルコキキョウ(セシルブルー)ですが、めしべの下におしべがあり花粉が吹いて花弁に付着しています。 つまり、一枚目の無花粉タイプのトルコキキョウは花粉がふく「おしべ」がないんですねぇ。なので花粉も吹かないので輸送中などに花弁が花粉で汚れるリスクもなく、受粉しないので花持ちも従来のものより良くなるということです。 IMG_2169.JPG ↓白:一重 IMG_2176.JPG 花粉が花弁についていないので白い花弁がよりいっそうきれいにみえます。 白の花弁の先に色がある、いわゆるパステル系のトルコは昔から定番中の定番で、八重大輪が当たり前となった昨今では「やぼったい」「古くさい」という印象も最近ではあるようですが、このように和のテイストで飾るととても凛として見えますね♪夏ハゼとの相性がぴったりですね♪ ↓おり姫のようなパステルピンク:一重。 IMG_2173.JPG ただでさえ長持ちするトルコキキョウ、無花粉だといったいどれくらい楽しめちゃうんでしょう(笑)。正花園のトルコキキョウを7月1日に買って帰ったのですが、うちでまだ咲いていますよ、ほんと。孫芽が咲きだしました。さっすが正花園のトルコキキョウ♪ IMG_2093.JPG 買ったとき、孫芽は緑色でしたが、1番花ほど濃くはありませんがちゃんと色づきました。つぼみぜーーんぶ咲いた♪ IMG_2094.JPG 話はそれましたが、無花粉で八重咲きや大輪などが今後発表されるということがあるかもしれませんね♪ と、いうことでトルコキキョウは革新のときを迎えているのかもしれません♪ はい、そして最後は今日かわいいなぁとおもったお花です★ IMG_2155.JPG いや~ん、めっちゃきれいや~ん♪♪♪ なんだかわからないって?これならどう? 透明感のあるストライプがきれいでしょう♪ IMG_2154.JPG 御存知パイナップルリリーのストライプです! IMG_2153.JPG 形が特徴的なパイナップルリリーですが、お花もよく見ると透け感があって涼しげでとてもかわいいです♪ ではではまた次回!