みちくさ

2017年7月16日(日)

7月の大野さんち訪問

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東京盆、猛烈な暑さとなっています。 お墓参りに行く皆さん、ご自分が迎えられないように気をつけてくださいねっ! さて、金曜日仕事終わってから大野重雄さんの圃場に行ってきました。圃場はさえぎるものがないのでとんでもない暑さでした。日差しが強いので写真もちゃんと撮れているのかわかんないし、暑いしで記憶がかなり飛んでおります(苦笑)。 飛んでしまった記憶のかけらを拾い集めながら夏真っ盛りの圃場をご紹介していきたいとおもいます。 大野重雄さんは千葉県印西市で草花中心に生産されています。冬から春にはラナンキュラス、夏はヒマワリや石化ケイトウ類を手がけ、その他草花も多く生産されています。今までもジニア等で賞を何度も受賞されている草花生産の第一人者です。 そんな大野さんがこの季節出荷しているのはヒマワリやケイトウ類。小輪化が進んできている中で、とんでもなく大きなヒマワリと石化ケイトウを出荷しています。 そんなヒマワリも終盤を迎えていました。 IMG_1945.JPG 多産地でヒマワリを大きく育てるのは比較的簡単!ということを聞きましたが、単に大きく育てるのは簡単かもしれませんが、大きくなればなるほど茎は柔らかくなり腐りやすく持ちの悪いヒマワリになります。しかしながら大野さんの大きなヒマワリは茎がとても硬かったです。なので使ったことのある方はご使命で注文されるのでしょう。 今最盛期を迎えていたのがヒメヒマワリの旭です。 IMG_1946.JPG 太陽の下で見るヒマワリはきらきらして本当にきれいでした。今年は雨不足の影響で背丈がなかなか伸びず50~60cm前後の出荷が多い中、大野さんは80cm前後を出荷している数少ない生産地になります。 IMG_1947.JPG 圃場は一箇所ではなく、いろんなところに点在していて色んなところで旭が育っているのですが、おもしろいことに、ここの畑では丈が伸びない、こっちは順調!といったように同じ品種でも生育に差が出てくるのだそうです。 選別は花首がしっかりしているものを出荷します。こちらの旭ももうまもなくで出荷が終了するとのことです。 そして、おなじく出荷最盛期を迎えているのはケイトウ類。まずは大野さんいわく普通のケイトウ(笑) IMG_1948.JPGIMG_1970.JPGIMG_1971.JPG 皆さんも経験があるかとおもいますが特にアーリーローズは花頭が割れやすい特性があるらしく、普通のケイトウとはいえ育てるのはなかなか手ごわそうでした。 これらはMIX束で出荷もしています。一色で50本も100本も使いきれない方にはうれしいMIX束。でもね、やっぱり手間はそれなりにかかるのでちょっとめんどくさいっておっしゃっていましたが、必要としてくれる方がいるのだからがんばんねぇとなと苦笑いされていました。 そしてまもなく出荷が始まるのが石化ケイトウです。 ↓オレンジ IMG_1959.JPG ↓ローズピンク IMG_1961.JPG ↓ライトピンク IMG_1975.JPG ↓グリーン IMG_1976.JPG 基本はこの4色ですが、こちらも単色だけでなくMIX束でも出荷しています。これはまだ成長過程。もーーっと大きくなってから出荷!と、いうのもこれくらいの大きさのものは他からも出荷があるので、おなじもの出しても仕方ない、自分は大きいの!と差別化しています。茨城の山中さんも石化を出荷していますが、実は種を大野さんにもらったんだーと以前お伺いしたときにおっしゃっていました。 大野さんは御自分で種を取って次の年に咲かせて出荷しています。しかしながら、この石化ケイトウはおなじ色が出るとは限らない曲者。オレンジ巻いたのに黄色が咲いちゃったなんてことはざらなのだそうです。 ハウスでも栽培していますが路地がメインになるので花首のしっかりしたものに育ちます。だけど天候しだいなところも。台風やゲリラなんかはやだなぁとおっしゃっていました。コンスタントに雨降ってほしいなって。今年のように雨が少ないと軽トラ出動! IMG_1957.JPG 先もいいましたが、圃場が点在しているのでこれで水まいて回ります。消防団に加盟している跡取り28歳の息子さんの腕の見せ所です!名前聞いたけど息子と呼んでとのことなので、これからも息子君と呼ばせていただきます。 さて、他にもいろいろみせていただきました。 ↓カシス 今年はじめて出荷しました。現在は出荷終了してます。実食べさせてもらいましたがすっぱかった!来年は葉をメインにするか実つきでだすか悩んでいらっしゃいました。私は断然、葉メイン派です! IMG_1943.JPG ↓こちらも出荷終了したベッチーズブルー。花はきれいでも葉が汚いと出荷しません。花粉がふいても出荷しません。 IMG_1955.JPG 花首がしっかりしたものを選んできっています。 IMG_1954.JPG ↓こちらも出荷終了のグリーンミスト。今年はじめて出荷していました。 IMG_1950.JPG 1本のボリュームがものすごいかった! IMG_1951.JPG 初めてだったので、大きくなりすぎて風で倒れてしまったとのこと。来年はネットかけるそうです。これはとても反響がよかったため来年も作ります! おなじく初めて作ったものでナズナやユーフォルビアの氷河なども出荷終了してますがつくっていらっしゃいました。 けっこう新しいものにも挑戦していらっしゃいます。と、いうのも息子さんの影響も大きいのかな。氷河やヒマワリ新品種などは息子君が手がけていて、大野さんはノータッチだそうです。 これを作っている人は他にはいないとおもうというのがこれ。 ↓タチアオイです。八重品種を切花で出荷しています。 3年前くらいから出荷していますが、毎年苦労させられる子だそうです。株を冬越しさせるのがなかなか難しいらしい。株元に新しい芽が出ていたので無事育ってくれればとおっしゃっていました。今年は出荷終了です。 IMG_1965.JPG そして、忘れちゃならないのがコスモスです。 毎年背丈の高いコスモスを出荷してくれていますが、もちろん今年も出荷予定です。まだ種まき前だったので存在を忘れそうになりましたが、この土日で種まきし、9月ごろを見込んでいます。 そして、まもなく出荷がはじまるのがエゾ系アスターです。 IMG_1980.JPG 早い子がもう花を咲かせてましたが、もう少し背丈が伸びてから採花します。 IMG_1978.JPG 背丈を出すために水を与えていました。こちらは井戸があるのでこの方法で水を与えます。暑かったので私も浴びたかったです! そしてもう少しさきですが秋冬にはコニファーのブルーアイスを出荷する予定です! IMG_1940.JPG これはあっちこっちの圃場に植えられていました。まだ作り始めて3年くらいですが昨年は好評だったので今年も60cm前後で出荷してくれるとのことです。 枝ものや葉物もちょいちょいつくられてる大野さんですが、コニファーはずいぶん前から興味をもっていたのだとか。これを機に種類が増えるとうれしいなぁ!でもブルーバードは蒸れるからやだといわれてしまいました(苦笑) こんな感じで約2時間ほど炎天下の中お相手をしていただきました。いやーーー暑かった!!!家からチャリンコで向かおうとおもっていたのですが、「死ぬよ」といわれ迎えに来てくださったり、帰りがけには同級生が営んでらっしゃるといういきつけの焼き鳥屋さんでお酒を飲みながらお話もできてとても楽しかったです。 お互い、いろいろ愚痴こぼしてしまいましたね(苦笑)。これはオフレコ。 息子君も同席してくれました。いままでね、なかなか姿をみせてくれなかったんですよ、息子君。やっとちゃんとお話できました。ノリがいいけどまじめな若者!絶賛嫁さん募集中と大野さんが言っているのを横で苦笑いしていました。自分で見つけるっての、父は余計なこと言わないの! ってなかんじで、親戚のおじさんとお話しているような感じで地元愛の全くない私ですが大野さんのおかげで寝に帰るだけの印西がすこし居心地のいい場所になってきました。 なかなか職場での立場上、機会も少なく色んな産地に出向けるわけではないけど、できればお店に来るお花がどのように育てられているのか、どんな人たちに育てられているのかを自分目で見て感じて教えてもらってお客様にオススメしていきたいなと、改めておもいました。 ↓こっそりあったアジサイ! IMG_1983.JPGIMG_1985.JPG こういうのもいかないと見つけられないしね♪ まだ様子見とのことですが秋色にきれいになったら出荷するかもかも!? 大野さん、このたびは、炎天下の中約半日もお付き合いいただきありがとうございました! これを読んでくれる皆さん、これから石化ケイト、アスター、コスモスと目白押しでございます!ぜひぜひお手にとってその品質をお確かめくださいね~ あ、でも注文メインでセリにはほとんどでないので御注意を・・・。

2017年7月10日(月)

オータムカラー

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早いもので7月も中旬にさしかかろうとしています。 「もう半年たってしまった」とおもうのか、「まだ半年しかたっていない」とおもうのか、皆さんはどちらでしょう。私は夏の雰囲気が好きなので待ち遠しかった夏ですが、過ぎ去ってしまうのもあっという間なので、この蒸し暑さを存分に楽しみたいとおもいます♪ さて、そんな夏をすっ飛ばして秋の雰囲気のお花の入荷が! ↓ヒペリカム紅葉(!) IMG_1889.JPG もう紅葉したヒペリカムが出荷されました~ もう紅葉してる!!!!! 秋に出回る全体が赤いものではなく、先っぽが赤く色づいている程度ですがこのくらいの色味が素敵だなぁとおもいました。花もついているし、実もついていて、葉も緑と赤のコントラストがとてもきれい。 IMG_1896.JPG たぶん、普通に育てているものではなんだろうな。なんか特別な方法があるんだろうな。 と、おもいきや、偶然の産物なのだそうです! やっぱり本来の紅葉は9月ごろ。なので、今の時期に紅葉ヒペリカムを見かけたからといっていつでも手に入るかというとそうはいきません。 偶然の産物のため、切れたときだけの出荷ですので注文対応などは難しいものなんです。でも、このくらいの色味がやっぱり好きかも。(しつこい) ↓赤い実。 IMG_1890.JPG ↓黄色い若い実。 IMG_1891.JPG ↓お花もまだついている。 IMG_1893.JPG 季節を飛び越してしまいましたが、紅葉ヒペリカムの登場で今日はオータムカラーが素敵に見えてしまいました。 ↓正花園 ブラウンエンブレム IMG_1888.JPG 小輪のリシアンサス。しつこいけど孫芽まで咲きます♪ ↓エチナセア ポンポン咲きのギザ弁のエチナセアです。エチナセアには見えませんね~ IMG_1879.JPG 暑苦しい色ととるか、先取りととるかはあなた次第・・・(苦笑)

2017年7月9日(日)

律儀な花 <リンドウ>JA秋田白神

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今日も東京は35℃だって~!! 通勤だけで汗だくです。 さて、七夕★も終わりこの暑さがきたということはお盆! が!始まります! 今週より東京盆の仕入れが強化されてくることともいます。 今回は鬼灯の入荷が少ないとのことです。 また、ミソハギは前進開花しているものの出荷はきっちりありそうです。しかしながら散る商材でもあるので仕入れ日にはお気をつけください。 今日はお盆に欠かせないお花のひとつ、リンドウをご紹介したいともいます。 IMG_1857.JPG 今回オススメするはJAあきた白神の「あきたの空」。 リンドウといえば安代のリンドウが主力産地になってくるかとはおもいますが他にも結構いいリンドウはあるんですよぉ♪ 白神山地の冷涼な気候で育ったリンドウがいよいよ初出荷です。8月のお盆に向けて数量ピークとなる見込みです。 なぜ、リンドウが律儀なお花なのかというと、じつは晴れた日にしか咲かないという性質があるんです。曇りや雨、夜の間はさかず、太陽の光を浴びているときだけ咲くというなんとも律儀でまじめなお花なんです。 とはいっても、咲くといっても多少花の口が開く程度なのがリンドウ。 開いてもこんなもん。↓↓↓ IMG_1869.JPG リンドウを良く知らない一般の方から「咲かなかった」というクレームがあることも。私たち花業界の人間にとって当たり前のことでも、一般の方は知らないということも結構あるので販売の際には一言添えてあげるといいかもしれません。 また、どうしてもかぱっと咲いてほしい!という方には8月ころから出荷が始まるササリンドウを♪ササリンドウの系統種は花の口が星型に開きます★葉も細めで色づいていることもあるので野生的な印象が強いリンドウです。 また、リンドウは青だけでなくかわいらしいパステルカラーやピンク、はたまたレッドのもあったりして結構楽しかったりします。 IMG_1838.JPG お盆でよく使われるお花だけど、段々に花がついているので節で折って短くしたりして普段使いで飾っても可愛いお花ですよぉ~

2017年7月7日(金)

<カシス>北海道 美唄

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梅雨明けたんじゃない? え?まだなの?だってすごく夏だけどっ!!! こう暑いとお花の持ちがとても気になるところですね。 そこで大活躍してもらいたいのがグリーン。 瑞々しいグリーンはお花を引き立ててくれるだけでなく空間も埋めてくれる名脇役!あわせるグリーンひとつでお花の印象がガラッと変わってしまうといっても過言ではありません。 そこで、めっちゃオススメなのがこれです! カシスです♪ IMG_1843.JPG 葉の形はキイチゴやフサスグリのように星型で切込みが入った鮮やかな緑。質感はツルツルでななくザラッとした感じです。そうですね、フサスグリの葉がでっかくなった感じ。 IMG_1844.JPG 仕立てもフサスグリのような感じ。 IMG_1846.JPG なぜこれがオススメなのかというと、キイチゴのベビーハンズをこの季節よく使うかとおもうのですが、キイチゴの困るところは葉が割りとすぐに黄色くなってしまうこと。 形や質感はとっても夏っぽくて可愛いのに、すぐに黄色くなってしまうのかとおもうと使い道がかぎられてきてしまいますが、なんとこのカシスは葉が黄色くなりづらいんです♪枝の下のほうが木化しているものもあり、そういったものの方が持ちが格段にいいらしい。 かるく1ヶ月くらいは緑がきれいなんだって。 大田の友達が5月に青森から入荷した実のついたカシスをデスクに飾っていたものをまだ飾っているっていってました。青かった実が黒くなって、でも落ちないからまだ捨てられないって。じつは青森は日本でのカシスの出荷量が一番多い県だそうです。青森のカシスは実つきで出荷されているので、葉は写真の美唄のものに比べると小さいといってました。 ↓すてられないカシス(笑)。わざわざみせてくれました♪ IMG_1848.JPG しかしながら、青森の産地さんの出荷は「実」つきのため出荷終了。これからは北海道の美唄が主力産地となります。こちらは葉がメインの仕立てになっていてFAJからの出荷になります。 以前、美唄のアナベルとスモークツリーに感動して勢いで北海道まで圃場を見に行ったことがありますが、もしかしたらそこのおじさんが出荷しているのかなぁ♪元気かなぁ!めちゃめちゃいいところだったなぁ。 と、いうことでこの夏大活躍してくれること間違いなしのカシスは来週からセリ場2階にて展示される北海道フェアの中でひまわりやHBチースにうもれて(笑)展示されています。ぜひぜひご覧ください♪

2017年7月2日(日)

正花園 パープルエンブレム3

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トルコキキョウって本当にいろいろある。 注文書みてても備考に「ブリブリフリフリ」っていう指定が書いてあったりするのがおもしろい。 しばらく前から巨大輪が流行し最近では巨大輪が一般的になってきているトルコキキョウ。かえって小輪や一重咲きのほうが珍しくなっている気がしなくもない今日この頃。 この季節、出荷が始まる千葉県の正花園さんのトルコキキョウは、巨大輪まっしぐらのトルコキキョウ業界に新鮮な風を運んでくれる品種がたくさんあります。 IMG_1798.JPG ↑パープルエンブレム3 直径4cmほどの小輪八重咲きのトルコキキョウです。 正花園さんは大手種苗会社も訪れる世界的にとても有名なトルコキキョウの育種家さんでもあります。 そんな正花園さんの出荷してくれるトルコキキョウは巨大輪ではなくこのように小輪で茎が細くとても風情のある品種がたくさんあるのも特徴的です。 茎はとても細いですがとしなやかでとても強く、3番花まで咲かせてくれるエネルギーを持っています。1本につき約5~6輪前後の花が咲いて出荷されますが、ちいさな蕾までほぼ全部咲くので最終的には20輪前後も楽しむことができるのです! IMG_1799.JPG ↑なんとこれで2本! 淡い紫の花は蕾が咲いたもので、これからグリーンの蕾が次々と咲いてきます。なんとなく一重より八重のほうが花持ちがよさそうにおもえますが、正花園のトルコキキョウは一重だろうととても長く楽しめます。以前買って帰ったときには最後の花が終わるまで1ヶ月以上楽しめました。 通年出回っているトルコキキョウですが、日本での旬はまさに今で、6月から8月が一番美しい季節になります。 あえてたとえるなら、日本らしい奥ゆかしい印象の正花園のトルコキキョウはこの梅雨空さえも印象的に彩ってくれるお花だとおもいます。 一重も多く出荷してくれているのですが、これらも透明感があってとても美しい。本当に美しい。もちろん、巨大輪八重咲きも素敵ですが、旬の今だからこそ初心に戻って一重の小輪なんかを楽しんでみてはいかがでしょうか♪ IMG_1809.JPG ↑正花園 ブルースターピンク この状態で2~3週間たってますがまだきれい♪一緒にいけたミスカンのほうがもう黄色くなってきてるっていう(笑)。

2017年5月17日(水)

次回はとっぴー栽培フェア!

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母の日も終わって数日がたちますが、なんだか体の疲れがとれない日々をすごしています。眠くてしょうがない(苦笑)。

市場でお話しするお客様も「私いまだに廃人」とげっそりした表情で少し心配になります。母の日に貫徹し廃人化したまま今週はブライダルや撮影、フェアが立て続けにありしばらくは廃人化から抜け出せなさそうっておっしゃっていて、ふらふらしていました。

たぶん、多くのお花屋さんや生産者さんが同じようにつかれきっている毎日を過ごしているのかもしれませんが、ここはいっぱつ景気づけにフェアを開催したいとおもいます♪

次回金曜日、豊橋のひまわりフェアを店頭にておこないます!
生花でのひまわりの歴史は意外と浅く、ここ数十年で飛躍的に出荷量が増えました。一昔前までひまわりはお花屋さんには向かないお花でした。

IMG_9467.JPG

今お花屋さんに出回っているひまわりは、子供の目の高さのひまわりを作りたいというタキイの社員の方が作り出したひまわり。いまや夏には欠かせないお花になりました。世界中のお花屋さんにあるあのサイズのひまわりの始まりは日本なんです。誇り高いお話です。

はなしは戻り、
豊橋のひまわりは通称「とっぴー栽培」という独特な方法で育てられています。
いいひまわりの見分けるポイントは2つ。

①茎が細く硬い
②葉が小さい


ひまわりは栄養を吸いすぎてしまうと下を向いてしまったり、茎が太く柔らかくなり腐りやすくなってしまいます。そのため、多くのひまわり生産者さんは、必要最低限の栄養しか与えないことで茎が硬く持ちのいいひまわりを作っていらっしゃいます。なので、栄養がほとんどない砂地などが良質のひまわりを作るのにとてもいい環境だったりするんです。

ただ、そんな土地はそうそうあるわけではありません。
そこで、豊橋はフラコンを使い、栄養を制限することで茎が細くて硬く、かつ腐りにくい日持ちのいいひまわりをつくっています。このフラコンを使った特殊な栽培方法を「とっぴー栽培」と呼んでいます。

「とっぴー」ってなんぞやってなりますよね。察しは着くとおもいますが、豊橋の御当地キャラです。とっぴーチャンは今までも何度も市場に来てくれています。

今回は生産者さんが御来場されます。これからひまわりが最盛期を迎えます。どこの産地さんも思考を凝らし良質のひまわりを出荷されてきます。その中の選択肢のひとつとして、ぜひぜひとっぴー栽培で育った豊橋のひまわりをお使いいただければとおもいます。

そして、6月の父の日には家族の太陽のような存在のお父さんへのプレゼントにひまわりを世間におすすめしていただければなぁとおもいます。


2017年4月30日(日)

ビバーナム デンタタムとアジサイ キウイエメラルド

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とってもいいお天気ですね! 今年のGWはいいお天気続きだそうでうらやましい限りです(笑) 今までもおうちにお花はコンスタントに飾っていましたが、先月愛犬がなくなったこともあって寂しくならないように常にお花を飾るようになりました。 今回は季節のお花で。 ビバーナム デンタタムとハイドランジアのキウイエメラルド(多分)です。 IMG_0016.JPG ビバーナムはわっさり母手作りのゆがんだ花瓶に投げ込みました♪ とても細い茎のしなやかな仕立てのビバーナムです。深水と割りだけの前処理ですが、水落するそぶりを見せることなく、つぼみだったものが今朝になって、たおやかに小花が咲き始めました。 お店で見た方も、「きっとこれは弱そうだ」という印象を受けたのではないでしょうか。生産者さんからは水落ちしないと思うよと聞いていましたが、「えぇ~まじでぇ?」と半信半疑でしたが、本当に見た目以上に強い子でびっくりしました。 IMG_0010.JPG アジサイのキウイエメラルドは発色のよいグリーンの小ぶりのアジサイです。 IMG_0015.JPG ぷりぷりの固めな子で、とてもしっかりしています。 こちらは輸入品になります。 春は新緑の季節。 明るく透明感のある花が飾りたくなる季節ですよね♪ 今回は一目ぼれしたデンタタムでホワイトグリーンの花合わせで飾りましたが、実を言うと明日5/1はすずらんの日です。 大切な人に感謝の気持ちをこめてすずらんの花を贈る日です。出荷期間がとても短いお花ですが、今の季節といえば!というお花で、フランスをはじめヨーロッパでは性別、老若男女かかわらず贈りあうそうです。 大切な人へ感謝の気持ちをのせてすずらんの花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

2017年4月28日(金)

母の日予約受付終了の産地さんとジャーマンアイリス告知。

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休憩中にお花屋さんとジュースのみながら世間話しているのですが、今日はあと2週間で母の日だ!注文どうしよう!というお話になりました。 少し前にヤフーニュースなどで「今年はカーネーションが前進していて母の日には量が少なくなる」というニュースがながれました。私も気になって大田の担当者に聞いてみたところ、「そこまで深刻な問題じゃないよ、誇張されちゃったよ」とのこと。 国産は前進傾向ではありますが、「輸入も潤沢なので総数的にはそろうのではないか、ただし、品種や生産者にこだわると厳しいものもある」とのことです。 ですが、弊社でいつも皆さんにお勧めしている長崎県のTSUYOSHI FLOWER(浜塚さん)のものに限ってはすでに注文で一杯になってしまいました。御注文の受付を締め切らせていただきますのであらかじめ御了承ください。 いまのところ浜塚さんだけですが、先にも述べましたとおり、品種や産地さん御指定がある場合はお早めに御検討ください。また、先着順にて御対応させていただいています。FAXでの御注文の場合は未着を防ぐため電話での到着の御確認をお願いいたします。 店頭では国産メインで御用意いたします。 ↓こちらは本日入荷のあった山崎園芸さんのカイザーという赤カーネです♪まっかっか♪ IMG_9974.JPG そして、お待ちかねのジャーマンアイリスの出荷告知がきましたよ♪ 20140602_103910.jpg20140602_103551.jpg 富士山から八ヶ岳、アルプスまでの山々を望める長野県小諸市の冷涼で恵まれた環境で育てられたハナノ・ドウヤのジャーマンアイリスです! 20140602_111415.jpg 今年は平均的な寒さだったため、例年通り5月下旬~6月上旬の出荷となる見通しです。が、毎年のことですが、出荷期間が約2週間と短いものでもあります。 店頭にて出荷リスト一覧を御用意していますので、御注文の際の参考にしていただければと思います。 IMG_6242.JPG

2017年4月21日(金)

寄り添う関係<二輪草>

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今日、國枝さんにお会いしました! 大田花卉のバラ担当者と御一緒のところを失礼してパチリ♪ IMG_9629.JPG 真ん中が腰を痛めている國枝まさつぐさん。炎症を起こしているらしく座るのも痛いとか(笑)。早く治りますように! 國枝さんのバラはこのブログでも御紹介させていただいています。この間のエンジェルウィングやオール4シリーズなどを出荷されています。「國枝さんのバラをください」というように、ご指名が多い産地さんのひとつでもあります。 両脇が大田花卉さんのバラ担当者、左がマッキー(槙村さん)で右がしげちゃん(林さん)です。 シゲちゃんは昔の仕事仲間で奥様とも仲良くさせていただいています。写真撮るっていってるのに携帯ゲームに没頭中のマッキー。こんな感じでいつもいつも、仕事の話はほとんどしませんが(笑)、いいタイミングでいい情報をくれる大切な仲間たちです。 こういうことひとつとっても、やっぱり、縁は大切にしないとと思います。國枝さんもこれからもどうぞよろしくお願いいたします。素敵なバラたちに会えるのを楽しみにしています!もちろん微力ではありますがガッツリアピールもさせていただきます♪ 縁といえば、1月に圃場を見学させていただいた竜ヶ崎のフリージアの山中さんも先週市場にいらっしゃてて、声をかけていただきました。いつも奥様にお花を買っていってくださる素敵なだんな様です。今回はここでも御紹介したレモンゼラニウムをお持ち帰り。奥様の反応はいかがでしたでしょうか。 来年は今年以上に八重咲き等の品種を増やしていくつもりだとおっしゃっていました。とても楽しみです!また、5月ごろよりひまわりの出荷が始まるとのこと。ひまわりは他にもたくさんの産地さんから出荷がある品目なのでがんばっていいものを出していきたいとおっしゃっていました。 生産者さんと私たち、私たちとお花屋さんは寄り添って花を広めるパートナー。そんなお花を今日は御紹介したいと思います。 ↓二輪草 IMG_9607.JPG 二輪草という山野草です。必ず2つで1本。2輪の花がまるで寄り添うように咲きます。とても儚い印象のお花ですが、寒い冬を乗り越えて春に凛と花咲く姿からはたくましさすら感じます。 IMG_9608.JPG 皆様に寄り添える存在でありたいと思っています。また、寄り添ってもいいと思ってもらえるようにがんばっていかないとですね!

2017年4月19日(水)

トランスフォーマ<二ゲラ>と国産ライラック他

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二ゲラがトランスフォームするとこうなる。 IMG_9596.JPG さらにトランスフォームするとこうなる。 IMG_9597.JPG 違いがお分かりになるだろうか。 真ん中がまるっとしただけです(笑) 二ゲラ:トランスフォーマ 70cm 川名大介さんが出荷してくれていま~す! 先週末より国産のライラックの出荷が最盛期を迎えています。 IMG_9594.JPG 花はもちろんかわいいんだけれど、国産は葉のグリーンがとてもきれいだし、なんと言っても枝振りが最高ですよね! IMG_9592.JPG それと、この時期見逃しちゃならないのが、季咲きのアルストロメリア! ↓↓↓「アルバ」 IMG_9599.JPG 品格が! 女の品格ならぬ「花の品格」! IMG_9600.JPG 茎が細くしなやかなのが季咲きの特徴なのかな。この感じにたまらなく惹かれます。 このタイプのアルストロメリアは今だけ。

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