みちくさ

2016年8月19日(金)

重陽の節句

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この1週間、市場でもオリンピックの話で盛り上がっています。 時差のせいで、ほとんどの競技が市場が忙しい時間とかぶる為、生中継をテレビで見れるわけではないのですが、お客様が随時実況生中継のごとく結果を教えてくれます。 喜ばしい結果であれば市場も盛り上がるし、残念な結果で終わってしまっても「おしかったねー」「残念だったねー」という言葉があふれていて、みんな優しいなと思う今日この頃です。 でもこのオリンピックで残念なことが一つ。ビクトリーブーケがなくなってる!!なぜ?暑い国だから?4年後の東京オリンピックではぜひ復活してもらわなくっちゃな案件です!!なくならないよね、ビクトリーブーケ。 さて、少し先のお話になりますが、9月9日、は重陽の節句だということをご存知でしょうか。 古来より、奇数が縁起のいい数字とされ、江戸時代に1/7の人日の節句(七草)、3/3の桃の節句、5/5の端午の節句、7/7の七夕の節句、そして、9/9の重陽の節句を五節句と定められました。 特に、一番大きな数字「9」が重なる9月9日を陽が重なると書いて重陽の節句と呼び、不老長寿や繁栄を願う行事がされていきました。五節句を締めくくる行事として昔は最も盛んだったと言われています。 重陽の節句は菊の節句とも呼ばれています。もちろん主役は「菊」。 IMG_3632.JPG この季節美しく咲き誇る菊は古来より薬草としても用いられ、花期も長く日本の国花としても親しまれています。 今の時代、9月9日はまだ残暑が厳しく、菊の花の最盛期には少し早いのが現状。新暦に替わって季節感が合わなくなったことなどから次第にすたれてきたそうです。 重陽の節句の楽しみ方は、菊の花を飾り、菊酒と栗ご飯、そして秋茄子を頂くというのが一般的な楽しみ方。秋ですね~♪重陽の節句に頂く食事には不老長寿を願う気持ちが込められています。 また、「菊尽くし」といって、様々な菊の花を飾る風習もあります。今ではスプレー菊やディスバットなど多品種が出回っているので好きな組み合わせで飾るのがおすすめです。 ↓1年前に大田市場で催された菊フェアの様子。すべて菊の花です。 IMG_0391.JPG ↓まさに菊尽くし! IMG_0393.JPG これらの写真は節句のイメージとはちょっと違うかもしれないけど、菊はこれだけたくさんの品種があるので、魅せ方によっては和洋どちらでもいける万能な花なのです! IMG_0392.JPG 命を尊び、健やかで幸せな日々が続くことを願う重陽の節句を、ぜひ、多くの方に広めて頂ければと思います。 IMG_4271.JPG ↑カリメロシャイニー

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